小林歯科医院
〒380-0844
長野県長野市諏訪町1645
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午後 1:30〜5:30 |
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当医院は予約制です。
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当医院では一般的な歯科診療、予防歯科(歯周病の予防)、咬み合わせ治療(顎関節症)、審美歯科(ホワイトニングなど)、レーザー治療などを行っております。
診査、診断に基づいた治療計画をたて、カウンセリングの際には充分にご説明をいたします。
ヒトは頭蓋、脊椎構造を体の中心部に獲得し、直立二足歩行し、各臓器を膜で包み体全体の平衡を保っている膜構造体であるといえるでしょう。したがって機能と形態を維持している骨格構造および膜構造に歪みが生じることは、全身的な調和を崩すことになります。体は様々な危険信号を出して全身の機能を総動員して対処しています。
体の歪み、こり、痛み、しこり、不快感など、体の上部がいつも歪められていると、全身の調和が崩れ、その歪みに順応する新たな歪みを招くことになります。
ヒトの体は自然治癒能力、生態維持防御機構があり、健康な時には生理的な余裕が大きく、すぐに病変になることはありません。しかし、長期に渡る慢性的症状は、その刺激により局部的に体を少し歪めさせ、様々な臓器、器官、組織の機能を低下させ病気を引き起こすことになります。口腔内の歯は膜に包まれていない臓器です。直接的に受ける刺激がヒトの体の中で最大となります。咬み合わせのズレは顎口腔系の最も大きな体の歪みの一つと考えることができるでしょう。
上顎骨は、下顎運動の受け皿でありますが、その受け皿である上顎骨も固定されているわけではなく、頭蓋底により吊り下げられています。その結果、上下顎は重力の影響を直接的に受けます。このことから、上顎骨と下顎骨も脳を取り巻く頭蓋骨の一部として理解すると、両者が咬合圧によって変位してしまうという現実を理解して頂けると思います。
「下顎のズレ」が顎関節症の原因ですが、下顎体はいつも地球の引力により引き下げられ、それに対抗する筋肉によっていつでも一定の角度を保とうとしています。ところが、それに対抗する上顎咬合平面は地上に対してではなく、下顎咬合面に対して安定した平面を保とうとしているので、頭蓋に接続している歯牙の高さや、咬合関係により頭蓋が傾斜したり、回転したり、または頭蓋が揺れ出したりしてくるのです。しかるに治療のポイントは、上顎の咬合平面の変化を見直すことと、頭位を正してバイト(咬合採得)を取る必要があります。
自律神経は本人の意思とは関係なく体をコントロールしていますが、この自律神経の中枢が脳幹にあります。 脳幹は脳の一番奥に存在しますが、頭蓋骨のすぐ下にある第一頸椎と第二頸椎に歪みがあると、脳幹への情報の入力や、脳幹から全身への出力がうまくいかなくなってしまいます。脳幹に加わっている圧迫を取り除くためには頭蓋骨、第一頸椎、第二頸椎の位置関係を修正しなければなりません。
当医院では咬合力を利用し、頭蓋骨、第一頸椎と第二頸椎の歪みを咬合調整並びにスプリント療法にて取り除きます。噛むということは、物理的に頭蓋の位置や頸椎配列に大きな影響を与えます。しかるに、三者の円滑な協調運動、あるいは協同作業として考えなければならないのです。